DIARY

“学生目線”で伝える 「私学共済」のメリットと「年収」の情報発信

求人票やパンフレットに次のような言葉を載せていませんか?
「私学共済完備で安心」
「賞与年4ヶ月分支給」
「ワークライフバランスが充実しています」

これらは魅力的な条件ですが、
実は社会人経験のない学生からすると
すべて見慣れた“記号”になっている可能性があります。
どこの園も同じような言葉を使っているため、
学生の目にはすべて同じ景色に見えてしまっているのです。

採用活動が本格スタートしてくるこの時期に
経営者の皆様に知っていただきたいのが、
園が持つ「魅力発信」を学生目線で伝えることです。

十分に発信をしているつもりでも、
学生には適切に伝わっていないということが往々にしてあります。

近年の学生は、コロナ禍の経験やSNS社会を背景に
上の世代以上に「失敗したくない」「長く安定して働きたい」という慎重な姿勢を持っています。
だからこそ、表面的な「なんか良さそう」という雰囲気だけでは動きません。
SNSでさえも、「映え」は求められておらず、
ありのままのリアルさを発信することを求めるツールになっています。

求人の情報も同様で、
いま学生に響くのは、綺麗に整えられた抽象的な言葉ではなく
「自分の働く姿や生活がくっきりとイメージできるリアルな情報」です。

4月14日のメルマガ(https://www.gclip.net/diary/6599/)では、

働き方の「具体化」について触れたので、
今回は、自園ならではの「魅力」を徹底発信するポイントをお伝えします。

<「私学共済」のメリット徹底解説>

学校法人立であれば、福利厚生の一つに「私学共済」が挙げられますが、
その詳しいメリットを学生に伝えていますか?

これは、すでに園で働いている若手教職員であっても
理解できていないケースがよくあります。

株式会社の多くは「健康保険・厚生年金」である中、
私学共済は、生涯にわたる高いアドバンテージがあるものですが、

学生はメリットを知りません。
説明会の担当者がただ「私学共済だから安心です」と言うだけではスルーされてしまいます。

下記の、私学共済のメリットをしっかり伝えましょう。

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■  結婚給付がある
結婚すると、結婚⼿当⾦⽀給額80,000円が⽀給されます。

■   出産費が支給される
出産費が約500,000円、また出産付加費40,000円が支給されます。

■   保険料がお得
手厚く、保険料が安く抑えられている。
支払う保険料は、標準報酬月額対しての保険料率で決まります。
私学共済の保険料率は約8.8%です。
株式会社や社会福祉法人が加入する
「協会けんぽ」の保険料率は約9.9%(東京都)であり、お得なのです。

■   施設利用時の割引や補助が整備
私学事業団は全国の宿泊施設やレジャー施設等と契約をしているため、
利用料金の割引を受けることができます。
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<「給与・年収」の計算方法をしっかり伝える>

「月給30万円」
これは、首都圏にある株式会社立の保育所の求人で、
昨年度から度々目にする数字です。
判断するための情報を多く持たない学生は、この数字に一喜一憂します。

Indeedの市場レポートによると、東京23区の平均月給は
保育士258,765円、幼稚園教諭230,125円です。
この平均値と比較すると
月給30万円という打ち出しはインパクトがありますが、
学生は、本来その情報だけで判断せずに
裏側をしっかり読み取るための知識も必要です。

学生の多くは、求人票の「月給」の数字だけで比較しています。
月給24万円(賞与1.5ヶ月)と、月給21万円(賞与4ヶ月)なら、
前者に飛びついてしまうのが学生
です。

月給24万円(賞与1.5ヶ月)の場合は年収324万円で
月給21万円(賞与4ヶ月)の場合は年収336万円ですが、
その計算方法を正しく理解していない学生の声をよく聞きます。

賞与4ヵ月というのが、何に対しての4ヵ月なのか、
また1度の支給でもらえるのか、または年間なのかを理解していないのです。
基本給✕〇か月=年間賞与という計算方法をしっかり伝えてあげましょう。

下記のような話ができると、学生には伝わりやすくなるでしょう。

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当園は月給だけで見ると普通に見えるかもしれませんが、
賞与が年4ヶ月分しっかり出るから、1年目の年収で計算すると336万円になります。
目先の月給が高いところは賞与が少ないケースもあるので、
年間での給与を必ず見るようにしましょう。
さらに、当園は毎年基本給がしっかり上がっていくから、
3年目、5年目の先輩のモデル年収は○○○ほどになりますよ。

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後半の、今後の目安となる年収を伝えるのもポイントです。
昇給幅は、園によって様々なので
キャリアの選択によって得られる給与を示すことで
特に長く働くことを見据えている学生に対して、安心感を与えます。

生活に直結する情報が今ひとつ伝えきれていないと、
他園と迷う学生を逃してしまうチャンスロスに繋がりかねません。

前回のメルマガにて、
“親を巻き込んだ”就活生アプローチについてお届けいたしましたが、
親に向けた安心感を伝えるためにも、これらの情報は重要です。

貴園が当たり前に持っている強みを、
学生の目線に合わせて伝えられているかどうか
もう一度見直してみてみましょう。

今度の就職フェアや園見学会から、ぜひ担当の先生方と一緒に、
伝える言葉の「解像度」を意識してみてください。