DIARY

【 先が見えないからこそ計画を 】

先が見えない。でもだからこそ準備をしなければならない 】Posted by Hayashi


先日ある先生が仰っていた言葉です。

今年度は特に先が見えず、不確実なことが多く、
その都度臨機応変な対応が求められる年でした。

しかし、だからと言って計画を立てない状態を作ることは、
リスクを増加させるとともに、
何よりも進化を止めることにも繋がります。

2020年も残りあとわずかとなりました。

昔から四計という言葉があります。

「一日の計は晨にあり、一年の計は春にあり。
一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり。」

一日の計画は朝に立てると良い、
一年の計画は正月に立てると良い。

勤勉に働くことが一生を決め、
健康が一家のいく末を決める。

という意味です。

今年は確かに不確実で不安定でした。

しかし来年は今年の状況を知っています。

今年を知っているからこそ、
来年はそれを踏まえた計画を立てることが可能です。

例えば…

(1)大人数を集めてのイベントや教室はリスクがある
(2)寒くなると感染症が拡大していく
(3)手洗い・うがい・マスク・換気・消毒・ソーシャルディスタンスなどの対策はかなり有効

これだけの情報が分かっているだけでも大きいです。

・イベントは大人数で集めず、分散して回数を行う
・園見学や園の説明会も少人数にして分散し、長期間行う
・何か開催する場合はできる限り6月から10月頃で行う
・採用においてはできる限り早く取り組む

などなどです。

感染症が拡大した当初はオンラインの話が盛り上がりましたが、
オンラインの限界を感じる年でもあったと思います。

オンラインも良いのですが、オフラインでしか伝わらないものもあります。

今年は内部のコミュニケーションに関しても
外部のコミュニケーションに関しても、
どうしても希薄になりがちでした。

しかし来年は今年を知っていますので、
十分にリスク管理をした上で、
如何にオフラインの環境で接点を持ち、
その温度感や人柄を共有できるのかということが
より重要な年になるのではないかと思います。

この情勢の中でオフラインで物事を行っていくためには、
分散をするなどの対策が必要になりますので、
通常時よりも一つの物事が長期間にかけて行われる可能性があります。

そのため、より計画が重要となっていきます。
事前準備がすべてを決めていきます。

今年は不確実で不明確で不安定で複雑な年でした。
しかしそれはVUCAという言葉がありますが、
新型コロナウイルス感染症の話の前から
言われていたことでした。

これからも世の中は不確実で不明確で不安定で複雑です。
だから計画など立てる必要はないと話をする方々もいらっしゃいます。

しかし私はこのような時代だからこそしっかりと計画を立て、
リスク管理をしていくことが重要
だと思います。

そして一方で状況に合わせて計画を変更していく
ということも重要になります。

今年の情勢によって学んだことですが、
計画をする際に大切なことは、それを実行する目的です。

その物事の目的は何かをしっかりと考え、
目的が達成されるのであれば、やり方は柔軟に対応する
ということが重要であると学びました。

ぜひ計画を立てる際はその計画の目的やあり方を
しっかりと考えるようにすると良いのではないかと思います。

もうすぐ2020年が終わりますが、
年末にはしっかりと2020年を振り返り、
年始には2021年の計画を立て、
新年に良いスタートを切りましょう。

今年も本当にありがとうございました。
来年もGクリップをどうぞ宜しくお願い致します。