DIARY

【安易に「違った!」と見限らない社会人の人生設計を!】

==================
安易に「違った!」と見限らない社会人の人生設計を!
==================
 
 
 
<本文のポイント>
・多様性の時代の価値観と方向性のそろえ方とは?
・成長した若手の経験が次の若手を驚くほど成長させる!
・働く目的を「自立」して豊かな人生を送ることに設定してみる?
・長く働きたくなる関係構築づくりにトライしてみよう!
 
 
<本文>
先日とてもうれしいご報告をいただきました。
3月に開催した若手・新人向けセミナーの受講者から
こんなお手紙が届いたのです。
(正確には初月の園内振り返りノートの内容を
 園長先生が私どもに共有してくださったものです)
 
————————————————
●●組の子どもたちと出会って1カ月が経ちました。
少しずつ子どもたちの様子を
理解することができるようになりました。
この1カ月、自分のできなさに
悔し涙を流す日が多くありましたが、
先生方の声掛けや子どもたちの笑顔で
何とか1カ月を乗り越えることができました。
また、GCLIPさんの講話の中で
失敗から何を学ぶのかが大切」
という言葉があり、その言葉があったからこそ、
悔し涙から次に生かしていこうと
前向きに考えることができ、
自分の中でこの言葉を大切にしていこうと思いました。
これから先、納得のいかないことや
もっとこうすればよかったと思うことが
たくさんあると思いますが、
その都度、自分と向き合い、
次がさらに良くなるように繋げていきます。
また子どもたちにとって最善は何なのかを常に考え、
自分にできうる最高の保育を実践していきます
————————————————
 
元々素質を持った先生なんだと思いますし、
ここまで導いた園側も大変すばらしいという前提ではありますが、
ひと月にして大変な成長を遂げたことが見て取れます。
 
 
働き手の意識の変化や価値観の多様化に加え
個の主体性に寄り添った育成が主流となった時代に
価値観を揃えるための集合型研修というのは
需要が落込み、GCLIPでも開催をぎりぎりまで迷いました。
でも、やっぱりやってよかったと思います。
 
先に紹介した受講者からの声は大変ありがたく、
「やってよかった!」という感情が大いに刺激されますが、
このような時代に価値観を揃えて、
新社会人として自分達が所属する組織と一体化していくための
礎を作る機会提供ができた喜びが大きいです。
 
このセミナーは若手コンサルタントの登竜門です。
 
セミナー参加者で、間も無く社会人になる皆さんや
若手職員で社会人の価値貢献を再度学習したい皆さんが、
これからの長い社会人(自立した大人)人生を、
豊かに歩んでいくために必要な仕事に対する考え方や
能力を社会に還元する生き方を獲得してもらうために、
GCLIPの若手がコンサルタントになるために必死で学び、
挑戦し、失敗し、時に喜び、時に涙したすべての経験を
ギュッと凝縮して相手に届くように加工し、全力で伝え、
「仕事を通して自分の価値を提供することの尊さ」
を感じてもらう場にもなっているのです。
 
そんな若手コンサルの経験がとてもいい形で受講者に伝わったこと
受講後に寄せられたアンケートの感想にもたくさん記されており、
その場を作った主催者側への感謝もたくさん表してもらいました。
 
 
今回メルマガで紹介させてもらったフィードバックでは、
人に必要とされ、価値を社会に還元できる人になるために必要なのは、
「ベクトルを常に自分の成長に向けること」
つまり、正しく評価されるための精一杯の努力と
実社会にありありと実在する”理不尽”への対処法と耐性、
つまり忍耐力にあるということが分かります。
 
そのほとんどを未成年として親の保護下で過ごした
20年余りのこれまでの人生経験。
これから自分の好きなように自身の人生をつくっていくための、
未来に向かって新たに積み上げていくこれからの人生経験。
これらを自分自身が納得のいくように融合する事がとても大切ですし、
いつ振り返っても「いい人生だ!」と思えるような人が増えれば
世の中がいまよりよくなっていくと思います。
 
 
自立とはそんな善き世の中への貢献の第一歩だと思います。
 
 
今年は業界問わずですが、
「イメージと違った…」「説明内容と実態が違う…」
等という理由で早々に退職代行を活用した離職が
活発になっているという記事を度々目にします。
 
イメージと実態に乖離がないのが理想ではありますが、
現実社会で起こる全てを事前に理解して入社するというのも
なかなか現実的ではないと思います。
 
終身雇用という言葉はもはや時代遅れかもしれませんが、
新卒入社後ひと月余りで退職に踏み切る理由が
”イメージと違うから”というのは、転職が前提の就職だとしても、
随分もったいないというか、軽率な行動にも思えます。
 
「石の上にも3年」と言う諺がありますが、
やはり、3年位経験して初めてそれが自分に合っているのかどうか?の
判断がつくという側面もあると思います。
時間の流れが昔と違うからそんな悠長にはいられない…
という意見もあるでしょうが、人生100年の内の3年です。
今後責任ある立場で生きていく80年の内の3年と捉えれば
自分の人生をどう豊かにデザインするか?を検討するには
足りないくらいだとも思えます。
 
今後長期間にわたる社会人人生の序章です。
ほんの少しだけ忍耐力を身に付けておくことで、
これから先訪れる喜びは意外と多いと思います。
是非、メルマガ読者の皆さんの園ではそんな若手が育つように
丁寧にかかわりをお願いいたします。
 
5月22日からGCLIPでもオンライン勉強会を開催しますので
よろしければそちらものぞいてみて下さい。