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「投資」と「リターン」の関係から見る 「自立」と「成長」

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「投資」と「リターン」の関係から見る
「自立」と「成長」
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<本文のポイント>
・自己投資は長期(見立てを持つ)、積立て(継続)型が最も効果が高い
・マイノリティに立地することで、高い投資効果が見込める
・決めたら迷わず目の前のことに集中し、成長力にドライブをかけよう

<本文>
GCLIPでは今期(第13期)より、

「みらい投資手当」なるものを創設し、全社員に支給しています。

支給額自体はそれほど多くはありませんが、

自社で働くメンバーが自分の未来を「想像」し、
自らの意志でその未来を「創造」していくための「経験値」を高めてほしい!という
経営陣の願いで支給が決定されました。

実際にどう使われているか私たちには知る由もありませんが、

経営コンサルティング会社ですから、
世の中の動向に興味を持ってほしいという願いはありますし、
何より自己成長のために有効活用してほしいと思います。

株式や信託投資などの金融資産の積み立てに使ったり、

書店で気になる書籍の購入資金に充てることもできそうです。
時間を有効活用するためにAI等テクノロジー活用への投資、
社会関係資産構築のためにコミュニティ加入資金として活用することも考えられます。

金融系の投資は流動性の高さ(現金化しやすい)というメリットはありますが、

マイナスに働くという点も考慮して判断しなければなりません。

何より投資目的を明確に軸を定めて、余裕資金を活用する投資でなければ、

マイナスへの耐性は弱く、またリターンも望みにくいものです。

一方で、時間効率を高めるためのAIやテクノロジーへの投資、

書籍購入やコミュニティ加入などの自己投資は、
マイナスに働くというリスクがほとんどない上に、即効性は高くはありませんが、
事業所得や給与所得の拡大という形で、
投下資金にしっかりレバレッジ※の効いたリターンを望むことができます。
※レバレッジ=梃子の原理で小さな力で、大きな効果を得ること

文化庁の調査によると16歳以上の日本人男女の読書量は、

月に3冊以上読む人は10%未満ですから、
毎月3冊分の読書に投資するだけで、
1割未満の「マイノリティ(少数派)」に属することができるのです。

ここでちょっと、若者の活字離れについて興味深い研究を以下に紹介したいと思います。

国立情報学研究所の新井紀子さんは

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)で、
中高生の約3割〜半数近くが教科書レベルの基本的な記述の意味を正確に読み取れていないことを指摘しています。

また、出版ジャーナリストの飯田一史さんは、

高校生・大学生(18歳〜20代)の不読率が5割前後になり、
読む「活字」が紙の書籍からWEB、SNSへシフトし、「テキスト消費の質」の変化を指摘していたりもします。

さらに、早稲田大学の石田光規教授は、

若者のコミュニケーション構造や情報消費の変容とタイパ※の観点から
「文字入力・長文テキストに対する負担感」と、
「動画消費」の拡大から情報の取得媒体の変化について言及しています。
※タイパ=タイムパフォーマンス(時間効率(の良さ))

お気づきになりましたか?

ここで挙げた例は、

「紙等の能動的選択」から「WEB等の受動的選択」への
情報取得変遷のハイライトになっています。

インターネットを介して取得できる情報の多くは無料で提供されています。

日常的に使うスマホ上での動きはコンテンツの提供側に記録、分析された上で、

個人の趣向に合致した情報が繰り返し流れる仕組みになっています。
つまり、情報を能動的に検索しているようで、
実は、自分の趣向に沿って巧みに分析され、
供給された情報を受動的に入手しているため、
無意識に偏った情報を入手することになります。

テクノロジーが著しく発達した今の時代は特に書籍や新聞の購読など、
どちらかというと「タイパの悪い物事」に自己投資をすることで、
多数派とは違った体験をすることが割と簡単にできます。

この体験が将来リターンを獲得するための種まきになるのです。

以前、シリアルアントレプレナー(連続起業家)として著名な

溝口勇児さんの著書「持たざる者の逆襲」にこんなことが書かれていました。

「男性の平均寿命はおよそ81歳。後悔の無い人生を送るためには、

人生の前半で成長することが大事なので、
このうち、初めの10000日(27歳くらいまで)を
勉強や仕事を通じた成長の為に費やしてもいいのではないかと思っている」と。

企業経営のみならず、

出資者として老若男女問わず多くの人とかかわってきた著者の言というのもありますが、
私自身の経験からもこれは全くその通りだと思います。

10代、20代の自己成長のための投資は何十年と続く自分資産になります。

2026.3.31発行のメルマガでも書いていますが、

人生100年時代のライフワークバランスのとり方は、
前半戦に投資することで将来に渡り「信用」という無形資産が膨らむ…
そんなことを書いています。(詳細はコチラよりご確認ください!)

また、来月の謝恩セミナーでゲスト講師を務めていただく

藤原玄さんもまた、若いうちに「(海外)経験に投資」することの重要性について次のように発信しています。

「30歳未満の若者よ、是非海外にでよう!

国内での経験値のみを軸に判断基準を設定すると、モノの見方が偏ってしまうので、
海外で得た経験をモノサシに相対的な比較軸を作ろう!
この経験が後に、どんな場面でも活きるモノサシになる!」と。

「資産所得倍増プラン」として2024年よりスタートした新NISAも、

2027年からはこどもNISAが創設され新たに0歳~17歳の子供も対象となり、
年間60万までの積み立て投資枠があります。
つまり、「時間」こそが投資の最大の味方ということです。

0歳の子供が年間60万円×10年間積み立てて、

年利5%で10歳から60歳まで一切手を付けずに運用すると、
元本600万+運用益8091万円で計8691万円を獲得することができます。
一方、50歳の私が同じように年間60万円を年利5%で10年間積み立て、運用しても776万円にしかなりません。

その差7315万円!

これが50年(=12850日=438000時間)という「時間の差」なのです。

溝口さんや藤原さんが提唱するように、

最初の10000日(30歳になる前の若いうちに)に自分の成長に投資をすることは、
かけた労力の何十倍もの効果あるリターンが期待できるというのも頷けます。
ただし、このリターンを得るためには、
「決めたら絶対に迷わされない」というたったひとつの条件があります。

自分の決めた道を迷わず邁進している人は、 

他人の目には時にまぶしく映りますので、いろんな形で横やりや誘惑が入ります。 
自分の人生に責任を持てるのはあくまで自分自身です。
そんな状況でも脇目も振らず自分の決めた目標に向かって前に進む勇気を持っている人だけが、
理想のリターンを得るのです。

さて、このように幾多もの選択肢ある「投資」ですが、

「未来を創るために自分のお金を使って投資している」という実感をもって、
「回収するためにロードマップを描く」ことができれば、
必ず何らかの形でリターンが還ってきます。

自分の人生に唯一責任を持てるのは自分自身です。
今回は金融や自分資産への「投資」と「リターン」という形で表現しましたが、
就職や転職において、超売り手市場にいる「ワカモノ」ですが、
将来の不安を極力払しょくし、自分の人生に責任を持つためにも、
外部環境である市場に身をゆだねるのではなく、
自分自身の価値を高め、自立した生き方を是非してほしいと思います。