DIARY

【 信頼関係構築がカギ 】

【信頼関係構築にのみ注力する時代】Posted by Shidara

 

運営形態や利便性といった事業者間の競争力に
一旦終止符を打たれ、幼稚園で働く人財が
マーケティングの鍵となる時代の再来をひしひしと感じます。
では、どんな人財が幼稚園のマーケティング上プラスに働くのか?
次の7つの“掟”をマスターすることで
マーケティング云々に関わらず、法人にとって非常にプラスな人財、
あるいは“なくてはならない人財”となります。

ではさっそく7つの掟を紹介します。

1.相手を不安にさせないコミュニケーションを心がけよ!
何かを聞かれたときに「○○だと思います。」という返答をしない。

推量の~思います。はとても無責任な回答です。
上司、先輩は、そもそも「相手に任せたことに責任があり、失敗させたくない」
と思うから確認するわけです。もし明確になっていないのなら、
「すぐ確認します。」と言って確認し、結果を言い切れる状態をつくることで
相手の安心感を醸成することができます。
自分本位ではなく、相手本位で物事を組み立てていくことが
相手を安心させるコミュニケーションの基本です。

2.勇気ある臆病者であれ!
イチに確認、ニに確認、サン,シも確認、ゴに確認。

経験と信頼関係が不十分なウチは、とにかく何事もこれで大丈夫だ!
という状態にはならないものです。なので、常に自分は不十分だという認識を持ち、
臆病に何度も何度も確認をとって、少しでも失敗の確率を低減させることが大事です。
ただし、臆病になりすぎてチャレンジできないというのでは本末転倒です。
安心して新しいことにチャレンジする勇気をもつために、
確認作業を怠らない臆病さが必要なのです。

3.よく笑え!
笑顔のステキな人でありましょう。よく笑う人、即ち笑顔のステキな人は
周りに人が集まります。そして、周りのみんなが応援してくれます。

お笑い芸人も、売れてる人はよく笑います。笑顔はそれだけ人を引き付けるのです。

4.否定とは決別せよ!
コミュニケーションとは返報性に基づいたキャッチボールみたいなものです。
怒りのボールを投げれば、怒りの速球が返ってきます。不平に満ちたボールを投げれば
不平の変化球が返ってきてしまいます。反対に、喜びに満ちたボールを投げれば、
祝福のボールが包み込むように返ってきます。このように、自分に返ってくるものは
基本的に自分が投げたものなのです。
近年、就職先を選ぶのに、 ” 職場の人間関係”を

上げる人が増えていますが、その人間関係の中心に自分も入れなければいけません。
否定という概念がなくなれば、基本的に人間関係に苛まれることはなくなるはずです。

5.常にベターを尽くせ!
ん?ベストじゃないの?はい、ベストではありません。
ベストを尽くし続けるのは難しいです。昨日よりも1ページ多く本を読んだり、
昨日よりも10分多くピアノの練習をするなど、ベターは更新しやすいものです。
いずれにせよベストもベターも考え方は同じなのですが、決定的な違いがあります。
ベスト!と言われると、これが最高か?これ以上本当にできなかったのか?と
相手からも自分からも詰められる余白を残します。が、ベターなら、自己裁量も
持ちやすいし、何より、ベストほど詰める必要がありません。
だから、ベターを尽くそう。そうすると、必ず一定の期間が過ぎると成長している
自分に気づく事ができるようになります。

6.結論ファースト!
限られた時間の仲でのコミュニケーションはまずは結論を伝えることで、時間の

有効活用に繋がります。言いにくいこと、言いたくないこと、、、、あるでしょう。
それでも、結論から言わないと、無駄に相手の時間を侵食することになります。
結論ファーストは信頼関係を築いていくうえで欠かすことのできない大切な
コミュニケーションの技術なのです。

7.ホウレンソウダネ上手たれ!
報告(ホウ)、連絡(レン)、相談(ソウ)、打診(ダ)、根回し(ネ)が上手な人は

根回し、打診と相談がとても上手です。根回しとは、先を見通して準備することです。
そして、見通しがついたところで、こんな風に考えていますという打診をしますので、
失敗の確率が激減します。上司からの指示も、根回し、打診、そして相談が上手な人は、
相手の意図を的確にとらえて物事を進めることができるので、うまくいきます。

結局、相手に不安を与えずにコミュニケーションが取れる人というのは、
ホウレンソウダネをとても上手に身に着けている人なのです。

新人がこの1~7をマスターしているという前提で、
既存の先輩方の育成プランをつくり、実施することで
さらなる相乗効果が期待されます。

人材育成に即効性のある特効薬はありません。
地道ではありますが、時間をかけて
組織内にモテる人財を輩出していきましょう。

出生人口減少で、今後も日本人の人口増加は
期待できません。外国人労働者がこの業界にも入り込むのか、
はたまたAI、ロボテックによって人手以外で
解決できる領域が増えるのかはわかりませんが、
人間にしかできない領域を広げておくことで
必ず必要とされる人材であり続けることができます。

幼児の教育保育業界も時代は
“マーケティング5.0”くらいになるんでしょうかね、
いまはもう?

お金の在り方もキャッシュレス化が止まりません。
スマホをハブにあらゆるデータがやり取りされる時代です。
YOUTUBEはもはや娯楽ではなく、
マーケティングツールですものね。

マーケティングと言っても
アナログからデジタルまでたくさんあります。
やり方も様々です。
全て使いこなせた方がいいんでしょうが、
地域性と自園の特性、それからツールの相性を
見極めなければいけません。

複雑になりよく分からない時代は、
一旦基本に立ち返りましょう。

ひとと人とのつながりを支える中核、
信頼関係の構築を心がけることが大事です。

信頼関係を構築できるスキルを持った人材育成に
注力してまいりましょう。