DIARY

【名簿整理と募集戦術の組み立て】

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名簿整理と募集戦術の組み立て

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今回のメルマガは、

募集結果をもとに今年の募集活動を振り返り

今後の戦術を立てていただくのにピッタリな内容です。

 

さて、自園の願書受付・提出状況はいかがでしょうか?

 

入園予定者を見て、

「満3歳児の入園希望が多い」

「保育園に流れているのではないか…」

という結果を見るだけではなく

次年度の募集に活かせる名簿整理が重要です。

 

名簿整理をすることで、

今年度の未就園児アプローチがどのように入園に繋がり

具体的な改善点があるのかを確認することができるため、

来年度に向けた募集プランを練るために必要なものです。

 

未就園児名簿は、Excelで

氏名、弟妹関係の有無、イベント参加日、入園見込みの有無などの

情報を入力して一元管理しましょう。

 

下のサンプルのように、未就園児の情報を一元管理することで、

入園者の傾向を読み取ることができます。

<サンプル>

名簿分析によって読み取れたことをもとに

どのように戦略立てていくかイメージしやすいよう、

事例を2つご紹介いたします。

 

<事例①>

北関東エリアにあるA幼稚園は、

2歳児親子教室や個別見学を受け入れており、

入園者の接触ルートを確認するために名簿分析をしました。

 

名簿分析の結果、

昨年度と比較して「新規」の名簿が増えていました。

親子教室や見学等で接点を持っておらず

弟妹関係のない保護者が入園に至っているのです。

 

<2歳児の入園者分析>

昨年度は、親子教室の集客のみに注力していましたが、

今年度は、教育を紹介する動画CMをSNS広告で発信しました。

 

この動画CMは、教育活動や先生が子どもと関わる様子など

10シーンほどの映像を30秒程度にまとめCM風に仕上げた動画です。

 

SNS広告を用いることで

自園を知らない地域の保護者に対して

情報発信をすることができるため、

“園を知っている状態“になってもらうことができ

入園を選択肢に入れてもらうことに繋がります。

 

この認知度向上を図る広報が、

新規保護者の獲得に大きく貢献しました。

また、この動画CMは学生の獲得でも大きな役割を担いました。

これまで、エージェントを使って年度末までかかっていた採用活動が

今年は9月末時点で4名の学生に内定を出すに至っています。

 

“知っている状態”をつくるということは、

相手が持つ“抵抗”の解消に大きく貢献することになります。

 

このようにデータから成果が導き出された戦術は再現性が高いため、

競合ひしめくエリアでも、

マーケティングで優位に立つプランを強化することができます。

 

 

<事例②>

次に、関東エリアにあるB幼稚園の事例を紹介します。

 

この園は、2歳児に対して定期開催の親子教室や

単発で参加できる親子イベント、

また個別対応の入園説明会を強化しています。

 

個別対応の入園説明会では、昨年度と比較して

2歳児は+微増、1歳児は横這いという結果ですが、

この園が立地するエリアは、昨年度より対象人口が15%程度減少しています。

対象人口が減少している中で、

入園説明会の参加者数がおおよそ維持できているので

募集の着地数も安定します。

 

この要因として、入園説明会の「個別化」があります。

昨年度は、一つの日程で一斉参加できるようにしましたが、

今年度は、1名限定の個別対応にしました。

 

個別の入園説明会にすることで、

保護者が知りたい情報や家庭状況に合致した案内ができるため

満足度が上がりやすく、入園意志を後押しすることができます。

 

今年度の入園者名簿分析では、弟妹や親子教室に所属していない

入園説明会からの入園者を獲得することができたのですが、

エリア内で「個別説明会」を打ち出している競合がいない中、

自園の教育的強みをきちんと入園前に理解してもらうために

敢えて「個別説明会」を案内するページをつくり、

なぜ個別説明会なのか?自園が大事にしている「教育観」は何なのか?を

丁寧に発信したところ、教育に興味のある新規が集まりました。

 

また、入園説明会の参加者から、

「満3歳児でも預かり保育を利用できるのか?」

「長期休暇中の預かり保育はどのようになっているのか?」

という質問が寄せられました。

 

この園は私立幼稚園であるため

働いている人でも入園できることを認識してもらうための

「便益」の発信による「抵抗の解消」が求められています。

 

両親共働き等で我が子の日中保育ができない方の中には、

「働いていたら保育園」という認識を未だ持っている方が少なくなく、

そこで幼稚園への入園に対する“抵抗”を感じるのです。

 

便益に関する情報発信に注力することで、

保護者の“抵抗の解消”に繋げることは、特に幼稚園は必須の時代になりました。

 

この園では、今後は「〇時間開園」「夏休みの預かり保育あり」といった

便益の情報を含めた“子育て応援誌”を作成して

まずは足元商圏に配布することにしました。

 

 

このように名簿分析によって、募集活動を振り返ることができ、

注力すべきポイントの確認や広報コンテンツの見直しが可能となります。

 

まずは、未就園児名簿を整理して、

自園の入園希望者の傾向を読み取ることから

始めてみてください。