DIARY

【特別な知識要らず!就活の山場に向けて今からできること3選】

先日8月20日に、
東京都私立幼稚園連合会が主催する
合同就職説明会「幼稚園フェア」が開催されました。

71法人81園が出展する幼稚園フェアは、
私立幼稚園連合会主催としては
国内でも最大規模のイベントです。

今年は、260名ほどの学生が参加し
多くの学生が就職活動に動き出すこととなりました。

学生が本格的に就職活動モードに突入し
秋に向けて就職活動が山場となっていきますので、
園の採用活動を強化するには最適な時期です。

現在、自園の採用活動の状況はいかがでしょうか?

「学生の動きがまだ見えていない…」
「採用活動に手応えがなく難航している…」
「今年の実習生は感触があまり良くない…」
という状況にある園に向けて、今回は
今からできる採用活動の仕掛けをお伝えいたします。

近年の学生は、就職希望に至るまでの経路にバラつきがあります。
 

東京都私立幼稚園連合会主催の幼稚園フェアでは、
参加者数は、下記の通り年々減少しています。

R5年度 260名
R4年度 268名
R3年度 240名
R2年度 コロナ禍により中止
H31年度 654名
H30年度 850名

5年間で582名も減少しています。
この一つの原因として、合同就職説明会以外の場で
園の情報収集をする学生が増えた
ことが考えられます。

コロナ禍をきっかけに、インターネット上での情報収集に
積極的になったことも背景にあるでしょう。

ある地域の幼稚園協会連合会による調査によると、
合同就職説明会に参加しない学生の就職活動方法として
ホームページやSNSでの情報収集が最も上位に挙がりました。
併せて、園や友人からの連絡を待つ受け身な姿勢も見受けられます。

 

 

また、下記は 関東エリアにある4園の
令和5年度新卒採用の経路です。

 

 

実習や合同就職説明会という直接の接触もあれば
ホームページや求人サイトからの問い合わせまであることが
お分かりいただけると思います。

学生によって、情報収集の場は様々です。
学生に知ってもらうチャンスを逃さないためにも
情報発信の場を増やしていきましょう。

今からできる採用活動として、3つの仕掛けを解説いたします。

①養成校に求人票を送る

夏季休暇を終えて、学校で園の情報を集める学生に届くよう、
養成校への資料送付を実施しましょう。

春時期に資料を送付した園であっても、
再度送付して新たな情報を届けることが有効です。

養成校の就職支援課などで管理される園資料は、
時期ごとに貼り替えられたり、情報が上書き更新されたりするようなので
複数回送ることも有効です。

まずは過去3年間における
自園の就職実績が高い養成校をピックアップし、
求人票や園資料を送りましょう。

②ホームページの情報を最新にしておく

ホームページのお知らせで、学生向けの情報は発信できていますか。
採用情報が掲載されているページは、最新の情報になっていますか。

ホームページは、
「365日24時間無休で稼働する営業マン」です。

学生が自園のホームページに訪れた時に、
新卒の募集をしていること、また学生向けの園見学を
受け付けていることが分かるようにしておきましょう。

また、前述した新卒採用の経路データを見ても
ホームページがきっかけになった学生は比較的多く、
自園に関心を寄せた学生が閲覧する媒体だといえます

具体的な情報の出し方については
7月4日のメルマガで解説しておりますので、
改めて、ご確認いただければと思います。
https://www.gclip.net/diary/3452/

 
 

③接触した実習生に連絡をする

実習生は、自園で数週間を過ごしており
園の教育や教職員の雰囲気などを知っています。
そのため、実習生が就職に繋がることは、
入職後のミスマッチを防ぐことにもなります。

就職学年に該当する実習生がいる場合は、
アプローチをしてみましょう。

例えば下記のように連絡してみましょう。

――――――――――――
〇〇さん

ご無沙汰していますが、お変わりありませんか?
実習で関わった〇〇クラスの子ども達は
毎日元気いっぱいに過ごしていますよ。

就職活動の状況はいかがでしょうか?
GCLIP幼稚園では学生向けの見学や
就職説明会を個別に開催していますので、
もしよかったら来てみませんか?
このメッセージからお申込みOKですので
どうぞお気軽にご連絡ください!

GCLIP幼稚園 〇〇〇〇
――――――――――――

このように連絡をすることで、
実習生の就職活動の状況や
自園に対する関心度合いを探ることができます。

実際に、実習生に連絡を取ることで
反応が得られ採用に繋がった事例もございますので、
ぜひ実習生に積極的に仕掛けてみてください。

今回ご紹介した3つの取り組みは、
専門的な知識要らずで、直ぐに実践できることです。

就職活動の山場となるこれからの時期に向けて、
ぜひ仕掛けを進めてみてください!