DIARY

【 募集と採用で“今”やるコト 】

今からでも取り組むべき園児募集対策 】Posted by HAYASHI

 

早い地域では園児募集が終了する時期になりました。

昨年同様新型コロナウイルス感染症の影響により、
一度に大人数を集めて開催するイベントが出来ない
という地域も多かったのではないかと思います。

イベントが開催できないと入園対象者との接触機会が減少するため
園児募集にも大きな影響があります。

このような状況の中でも、
現時点で園児募集で成果を出している園の
取り組み例をご紹介します。

①個別対応型の見学会の開催
今までの園児募集の流れとしては、
願書配布前に入園説明会を開催し、
そこから願書配布や願書提出につながる
というパターンが多かったのではないかと思います。

今年の園児募集は入園説明会をオンライン、
または2回から3回に分けて開催し、
その後個別の見学会を設けるというパターンの園が増加しました。

もちろん新型コロナウイルス感染症に対する対策として
出来る限り少人数、または接触を避ける
ということが一番の理由ではありますが、
それだけではなく、より手厚く対応をするという狙いもあります。

近年では多様化が進んでいると言われています。
そういった時代背景の中にありながら、
入園説明会は園側からの一方的な情報発信であり、
保護者の状況に寄り添った伝え方にも限界があります。

特に認定こども園に移行している園については
入園説明会の中で募集要項など事務的な内容を
一度に説明することがとても難しくなってきているのではないかと思います。

保護者の方も複雑な制度を一回の説明会で理解する
ということはほぼ不可能に近い状態です。

個別見学会を行うことで
入園説明会では対応することが困難な
一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションを取ることができます

個別見学会を開催するということは
計画的に日程を設けることが必要になりますが、
10月から11月に願書配布や願書提出がある地域であれば
9月を活用することでまだまだ対応ができます。

実際に個別の見学会を開催した園の方にお話をお伺いすると
「園の教育を相手の顔を見ながら話すことが出来るため、
より理解度が高まっていると感じる」
「気軽に質問ができる状況を作れることで
保護者の満足度も高いと思う」
「それぞれの状況にあった説明ができるため
園としても説明がしやすい」

という声が多いです。

すでに見学は随時受け入れている
という園もあるかもしれませんが、
「園長先生が案内する1日1組限定の園見学」など
特別感のある打ち出しをし、広報をしっかりと行う
というところが重要になってきます。

個別見学会では一人ひとり状況が異なる場合でも
それぞれに合った対応と、
コミュニケーションが取れるため、
ぜひ積極的に取り組んでいただければと思います。

②インターネットの広告を活用する
このメルマガでも複数回取り上げていますが、

インターネットの広告を有効に活用し、
成果に繋げているという事例が出てきています。

インターネットの広告とは主に
Googleの広告とSNSの広告ですが、
どちらも今後の広報にはとても重要な役割を担っていきます。

紙媒体のみで広報を行っているという園は
ぜひ活用することを検討していただければと思います。

コストを例にとってもインターネット広告は有効です。

紙媒体の広告は
紙媒体を作成する→印刷をする→配布をする
という三つの流れのすべてで費用が発生します。

インターネットの広告は
誰でも気軽に広告を行うことができ、
その予算についても自分で決定することができます。

Google広告やSNS広告の設定方法はインターネットで
Google広告設定方法、facebook広告設定方法
などと検索を行うことで
解説サイトやYouTube動画などで
詳しく設定方法が掲載されていますので、
そちらをご覧になっていただければと思います。

もちろんGクリップでも
広告の運用代行などを行っていますので、
ご興味のある方は一度お声掛けいただければと思います。

上記の2つは園児募集時期が近付いた今からでも行うことができるものです。

今年、思うような園児募集を実現することが出来ていないという方は
ぜひチャレンジしていただければと思います。

現在は多様化の時代であり、
対象となる保護者はデジタルネイティブ世代です。

多様化への対応として個別対応型の園見学、
そしてデジタルネイティブに情報を届けるために
インターネットの広告を活用し、
園児募集を有利に進められるように基盤を整えていきましょう。