DIARY

【 時流適応と原理原則 】

【 園経営の要諦ですな 】Posted by Shidara

 

経営の要諦としてよく紹介されるのが、
「原理原則」と「時流適応」です。

時流適応とは、時代の流れに合わせて、
人々に認知、活用してもらうための努力を指します。
原理原則は、時代が変わっても、
人々に愛され続ける才能と言えましょう。

音楽を例にみてみましょう。
往年の名曲と呼ばれる、
サザンオールスターズの「いとしのエリー」は、
今を遡ること実に41年前の1979年
3枚目のシングルとしてリリースされました。

40年以上も前につくられた曲でありながら、
今なお色褪せることなく世代や性別を問わず、
多くの人に親しまれている理由
は、

まずこの曲の普遍性にあります。
違う時代を生きる人々が世代を超えて求めるものとは、
人間にとって外すことのできない”根源的な欲求”に
応じて生み出された”基本価値”のようなものです。

余程のアンチでもない限り、
歌詞はもちろん、曲調も変わらず同じだけど、
何度聴いても「やっぱりいいなぁ!」
と、感じる普遍性があります。

時を超えても変わらず親しまれる力、
常に共感してくれる人を生み出す力が、
原理原則にはあるのです。

CONVERSEのALL STARやLevi’sの501のように、
「定番」や「The」と表現されるものが原理原則と言えましょう。

「いとしのエリー」は一方で、
”7インチレコード”としてリリース当時発売され、
98年にCD販売が流通媒体の主となり、
現在では、オンラインによるストリーミング配信と、
時代の流れと共に再生媒体が変化します。

テクノロジーの発達とともに、
やり方(再生方法)を最適化させていくのが時流適応です。

経営における原理原則は「理念」や「方針」で、
時流適応は発信する「方法」や「媒体」に表れます。

募集・採用共に佳境に差し掛かりますが、
今年は特にコロナ禍で変則的な募集スケジュールを
余儀なくされている園が多数存在します。

今できることをしていきましょう。

先ずは、自園の募集商圏を正しく設定すること。
適正商圏は、在園児の8割をカバーするエリア
です。

募集対象の母数が不足している場合は、
インターネット(SNS、PPC)広告を活用し、
短期決戦での集客を目指しましょう。

で、最も重要なのは、広告の内容です。
広告内容は、控えめすぎてもいけませんし、
派手過ぎてもいけません。

このように誰もがインターネットというメディアを通して、
簡単に広告を出せる仕組みが整った情報過剰供給社会ですから、
人々の情報に対する信憑性が著しく低下しています。

等身大に自園が地域の子育て世帯に提供する本来の価値を
分かりやすく丁寧に伝えていくことが大事です

SNS、PPC広告がよくわからない方は、
マニュアルがありますので、ご相談ください。
有料にはなりますが、
解説付きで成果の出る広告設定と
運用のお手伝いさせていただきます。

とにかく今は自園を希望する人が適切に集まるよう、
その対象に自園の情報をきちんと届けることです。