DIARY

【私の購入経験から見た インターネット戦略】

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私の購入経験から見た インターネット戦略
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<本文のポイント>
・AIDMAの法則によるインターネットのリアル事例
・新卒学生の声から読み取るWEB申し込みのニーズ
・経営情報の見える化でより重要となるWEB発信の強化
・厳選事例を公開するデジタルマーケティングセミナーのご案内

私は最近、「ふつうのマヨネーズ」という商品を購入しました。
その商品は、透明感のあるマヨネーズがビンに詰められており、
賞味期限や価格といった制約条件を取り払って
マヨネーズ本来の風味を引き出した“美味しさ”だけを追求した商品です。

私がこの商品を知ったのは、Instagram広告がきっかけです。
動画の広告でその商品が気になったため広告をクリック
その先にあるランディングページで関心が高まりました。

より詳しい情報を得るためにホームページを確認すると
そこに書かれているブランドコンセプトに惹かれ、購入したい気持ちが湧きました。
すぐに購入せずに時間を置きましたが、その間にもInstagramには
「ふつうのマヨネーズ」の広告がよく流れてきました。

定期的に商品を思い出す機会があり、
数日後に購入することを決め、その後購入手続きを踏みました。
購入したマヨネーズを味わったところ、確かに豊かな風味は感じましたが
正直、「ふつうのマヨネーズだな」という感想を持ちました。

私自身が、ふつうのマヨネーズのインターネット戦略に綺麗に乗せられました。

この私自身の実体験を
AIDMAの法則(※)に則って少し解説させていただきます。

AIDMAの法則:消費者が商品やサービスを知ってから
購入するまでの心理的プロセスを示したもの

A:Attention 知ってもらう
ある時、私がInstagramをなんとなく眺めている時に
「ふつうのマヨネーズ」という商品の広告が流れてきました。
その広告で、「ふつうのマヨネーズ」という商品が
マヨネーズ本来の風味を生かして“美味しさ”だけを追求した
新たなマヨネーズであることが分かりました。
たまごのサンドイッチにマヨネーズを塗って食べる美味しそうな動画に、
私は、思わず広告をクリックしました。

このように、SNS広告は
全く知らなかった商品やサービスを認知するきっかけとなります。

広告は、年齢・性別・エリア等を設定することもできるため、
配信したいターゲットに情報を届けやすいものです。

I:Interest 興味関心を持ってもらう
「ふつうのマヨネーズ」を知った私は、専用ページ内にある
商品の特徴や開発者であるシェフの情報を読むことで興味関心が湧きました。
ちょうど知人に渡すギフトを探していたため、
「特別感」を味わえそうなこの商品の購入を検討しました。

広告はクリック先となるページを設定できるため、
誘導したいランディングページを準備することで
広告内容に合った情報を届けやすくなり、
商品に対する興味関心を高めることができます

D:Desire (自園のサービスを)欲してもらう
私は、専用ページだけでは、購入する決断にまで至らなかったため、
より詳しい情報を得るために、商品ブランドのホームページを確認することにしました。
ホームページには、「食事に豊かな味わいや贅沢な体験をもたらす」
というコンセプトの説明や、関連商品が紹介されていました。
ギフトとして販売されている商品もあり、「これが欲しい!」という心理状態に至りました。

広告だけで情報を発信するのではなく、
ホームページでも広告と同じ情報を発信することは重要です。
広告で情報を見た後、改めてホームページでも確認できるように
ホームページの「お知らせ記事」等を活用する方法があります。

M:Memory 相手の記憶に残る・思い出す
私は、「ふつうのマヨネーズ」をすぐに購入せずに
一度検討する時間を置くことにしました。
数日間、商品のホームページは開かなかったものの、
広告は何度かInstagramに流れてきていたため、
定期的に思い出すことができました。

広告は、AIが最適化して配信されるため、
クリックした人(=広告に関心が高い人)に対して
広告がより表示されやすくなります。

また、広告を通してアカウントをフォローしてもらうことで、
アカウントの定期的な投稿がユーザーの目に入りやすくなり
思い出すきっかけを与えることが可能です。
実際に、私は広告で関心を持った時にアカウントをフォローしました。

A:Action (購買決定の)行動をしてもらう
私は、定期的に「ふつうのマヨネーズ」の情報に触れていたため、
広告をクリックしたランディングページから
そのままページ上で決済をして購入に至りました。

購買決定の行動をスムーズに促すポイントは、
インターネット上で購入や申し込みができる状態を作ることです。
保護者や学生も同様に、WEB申し込みにより
来園してもらうための行動がとりやすくなります。

GCLIP独自が実施した新卒学生を対象にした調査結果では、
「就職活動中に困ったこと」として下記の内容が寄せられました。

<就職活動中で大変だったこと・困ったこと>
・夕方、電話に出られないことが多かったため、
 園見学についてのやりとりに時間がかかった
・電話がつながらない園があった
・ 園見学や自主実習を申し込む際、
  電話しかなかったので平日はなかなか電話する事ができなかった

学生は、授業があることで日中に電話をするのが難しいケースが多くあります。
また、日中に仕事をしている保護者も園に電話ができるタイミングは限られており、
仕事の合間や子どもが就寝した後の時間帯に対応しやすい傾向がありますので、
WEBフォームを用意して、申し込みまでの導線を作ることが重要です。

ユーザーの立場に立ったインターネットのポイントを理解することで
募集や採用に有効な発信を実現することができます。