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【MKTの信用貯蓄型ステップ】

【 MKTの信用貯蓄型ステップ 】Posted by Chopper

 

コロナウィルスの感染拡大に歯止めがかからず、
園経営にもより深刻な影響が出てくる可能性が高まっています。

特に、次年度の採用と募集においては、
実際に未就園児教室の運営ができない、
また、学生との接点が持てないというケースは後を絶ちません。

今年度は、オンラインによる情報発信や、
活動の提供など、リモートデバイス・ツールの活用で
スキルアップされた方が多いので、
採用・募集等のマーケティングにおけるリモートの活用に関して、
今回は少し整理してお伝えしたいと思います。

このメルマガでも繰り返しお伝えしていますが、
マーケティングの基本は、
「相手に気持ちよく次の行動に移ってもらうこと」

にあります。

この原則から外れると、
どんなにいい打ち手だったとしても、反応を得ることは殆どできません。

相手の立場に立って考えることが重要です。

例えば、
未就園児教室の内容をリモートで配信することは、
本当に相手が求めていることでしょうか?

”失敗しない教育実習の受け方”という情報は、
学生が本当に求めている情報でしょうか?

いずれも”自園にとって”という冠がつきますが、
相手が自園に求めていることが何なのか?
を明確にして臨まないと、オンラインで発信する情報は
不発に終わることは少なくありません。

そこで、昨今の幼稚園におけるマーケティングの時流に沿って、
オンラインを活用した採用・募集マーケティングを順に説明したいと思います。

テーマはマーケティングコミュニケーションで
”信用を貯蓄する”です

1.口コミサイトと募集の充足率の相関値があがった!

口コミサイトの評価が5ポイント中3.5以上の場合、
募集目標の達成率は9割に達する!

これまで幼稚園の口コミサイトに寄せられる情報は
信ぴょう性に疑念がありましたが、近年その信ぴょう性が高まっています。
新制度開始以降、幼保認こ園と教育、保育を提供する事業所が増加し、
初期段階における基礎情報をインターネットを通して取得する層が
増えたことに起因すると考えています。

つまり、この段階である程度的は絞られるので、
口コミサイトにおいて”優良情報としての扱い”が募集の成否に
大きく影響してくるようになった
と考えられます。

迷わず自園掲載のある口コミサイトの全てをチェックしましょう。
マイナス評価は客観的視点を持って受け入れ、
改善の策を講じ、実行していくプロセスも、
「信頼関係を構築する」マーケティングでは功を奏します。

2.オウンドメディア(自園のHP)は自園の世界観を表現する

口コミサイトに書き込まれている情報は、
基本的に、体験者が体験して良かった!と感じている内容です。
体験者のこのプラスの体験に共感した人が次に訪れるのが、
自園のホームページ、つまりオウンドメディアです。
体験者の体験を裏付けるような情報が発信されていなければ、
この時点で先に進むことが一気に難しくなってしまいます。

多くの場合、自園で提供している内容と口コミは連動しているのですが、
提供している教育内容と発信している情報が一致していないケースは散見されます。
理由は、ホームページの監修を然るべき人がしていないからに他なりません
ホームページは文字や写真、そして近年は動画の内容がとても重要です。
ですが、情報更新がされてなく、古かったり、
そもそも、ホームページの原稿作成に園内の経営層が携わっていなかったり、、、
勿体ないなぁ‥と感じるサイトが少なくありません。

経営者の考え方に加え評価されている自園の教育特徴を
きちんと整理してホームページで発信しましょう。

もちろん、口コミで評価されていない内容は発信しないということではありません。
その内容の必要性を整理して、きちんと発信していくことで、
さらに魅力が増すことになります。

3.SNSを運用する!

いま多くの場合SNSはホームぺージに埋め込まれていて、
SNSのアカウントを持たない人も、自園のサイトから確認することが可能です。

SNSの運用には2つの性質があります。
ひとつは、認知度を向上するためのSNS(PR用)。
そしてもう一つは、コミュニケーションのためのSNS。

PR用は既に多くの幼稚園で運用されている、
Facebookやインスタグラム、YouTubeなどです。
時に広告を打ち、集客で活用するケースも増えます。
理由は、Google等のリスティング広告よりも
安価で設定したターゲットに届きやすいことにあります。

しかし、幼稚園の場合、小売りやサービスと違って、
そもそも広告の目的が違います。
認知度を上げて、来園してもらうことが目的ではなく、
繋がることを目的とし、良好な関係を構築し、
信頼を以って次のステップに互いに進むことを
ゴールとすることが大事です。

そのうえで、コミュニケーション用のSNSへと移行します。
コミュニケーションは、
LINE公式アカウントをツールとして活用するようにしましょう
スマホ時代ですので、生活の大半はスマホで済ませます。
交通機関を使うときも、コンビニの支払いも、
健康管理も、飲食店選びも、、、
大半はアプリケーションをインストールしておけば、
必要な情報は通知がくる状態になってます。

日本人のLINEの普及率は72.6%(2020年6月時点)で、
10代、20代は実に90%もの人がLINEを活用しています。

要するに、より実用性の高いアプリを活用した通信が主流になった今・・・
メールの手間は果てしなく面倒な時代となったわけです。

SNSを活用した通信を主としたコミュニケーションで
相手が気持ちよく次の行動に移れるよう意識しましょう!

そうすることで、Zoomを活用したオンライン見学会や
YouTube配信の説明会などは活性化します。

ここまでうまくつなぐ事ができれば、
リアルのコミュニケーションに導くことは
そう難しくはありませんし、
何よりも1~3のステップを踏むことによって
相手との信用は貯蓄されていきますので、
リアルに移行したときには、かなりの確率で
意思決定がしやすい状態になっています。

情報が氾濫し、コミュニケーションという
”体験”を通して信頼関係を構築していく時代ですから、
WEB上の情報には細心の気配りが必要です。

是非、意識してみてください。