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【 採用トレンド2020学生の声編 】

学生の実際の声に基づいて解説!実習生の“満足度”につながる関わり方 】Posted by NONA

 

 

2022年就職の就活学生からはこのような声を聞きます。

「施設実習前を控えているので、8月中は就職活動ができない…」
「Uターン就職したいのに、帰省しづらい…」

終息の見えないコロナ禍における就活生の悲痛な叫びです。

園側としては新たな名簿獲得もしづらく、
採用活動が難しくなっています。
そのため、いわゆる採用活動以外で学生との接点をつくることは大事ですし、
「実習生」との繋がりのつくり方は一層重要なものとなっています。

実習生を採用に結び付けることには、以下のメリットが考えられます。
・実習を通して自園の教育に十分触れているため、教育への共感度・理解度が高い
・実習での関わりにより、先生たちと学生の間に関係性ができている

実習生が採用に結び付くことで上記のようなメリットがありますので、
結果的に採用後の“ミスマッチ”が起こりづらく、定着率が高まります。

実習生の“この園が好き!”という就職意欲を高めるためには、教職員の関わり方が重要です。

実習生の実際の声を紹介します。
実習中嬉しかった教職員との関わりについて、以下のようなことが挙げられています。

■Aさん
「実習大変だよね」と声をかけていただいただけで
すごく気持ちが楽になりました。
あと、笑顔で挨拶をしてくださったり、
実習のことだけでなくプライベートのこと
(学校やバイト、好きな歌手)
などの話をしていただいていた先生は
馴染みやすく、疑問に思ったことも聞きやすかったです!

■Bさん
掃除してる時でも「お掃除ありがとうございます!」
などと声かけてもらえた事が嬉しくて、
毎日「明日も頑張ろう」って思えました!
実習の大変さなどにも共感してもらえて、
「私もいつでもサポートするし一緒に頑張ろう」
と言ってもらえて最後まで楽しく実習できました。

■Cさん
「失敗してもいいので~」
よく言われているのでとてもやりやすいです!
あとは園側も
私の行動から学ぼうとしていることをお話されていて、
実習生だからといって見下すことなどせず、
対等な関係であることを示してくれたことも
とてもやりやすいです。

このように、
教職員による些細な関わりの積み重ねが、実習生にとっての喜びに繋がっていることが分かります。

“認められている” と実感できる日常的な挨拶や感謝、
また“分かってくれている” と安心感が得られる共感を示す言葉掛けがポイントです。

一方で、このような声もありました。

■Dさん
実習生の立場で学びに来ているのは
自覚しているのですが、
「なんでこんなこともわからないの?できないの?」
と言われた時は萎縮してしまって
疑問に思ったことも聞きづらく、
自分でなんとかしようと頭が働いていました、、

現場を経験するからこそ出てくる実習生の質問や疑問に丁寧に応える側が
聞きづらい・話しかけづらいという雰囲気をつくってしまえば負の影響にしかなりません。

実習生に対して、過度に優しく接したり褒めたりする必要はもちろんありませんが、
相手の存在や努力を認めることで、実習生のやる気や実習生を認める環境(園)への関心も高まります。

秋にかけて、
実習生を受け入れる園も増えると思いますので、実習生との関わり方について、
教職員へ意識を促してみてください!