DIARY

【 仕事の目的(自法人の働く理由)の明確化 】

【 自立するという働き方 】Posted by Shidara

 

Gクリップコーポレーションは今から遡ること
7年前に設立されました。

設立メンバーは、現取締役の林勇希と
総務・経理責任者の渡辺万紀子、
そして、代表の設楽竜也の3人で、
2年後の2016年に現CMO
=Chief Marketing Operator:マーケティング実務責任者の
野中彩乃が参画してくれました。

とても有難いことに、
当初からコンサルティングのお客様に恵まれ、
設立時から経営を成長軌道にのせることができました。
これは、私たちが努力で得た成果というよりは、
お客様に応援していただいた結果としての実績で、
お客様への感謝の念に絶えません。

業務内容は設立当初と比べて多岐にわたります。

園児募集、職員採用にかかる業務が中心ですが、
保育機能拡張のための業態付加や制度移行の実行支援、
オンライン広告の媒体選定や運用代行、
経営計画の策定や人材育成のための研修など。
そして、人口減少によって募集、採用が
目に見えて厳しさを増してきた2017年末に、
幼稚園の教育的特徴をより強固なものにするための、
ブランディング・ストーリーを展開するために、
GCLIP Adというデザイン会社を設立し、
山田真弓が代表として、園の特徴を可視化するための
プロジェクトをご提案させていただくに至り、
GCLIPとしての提案の幅を拡張してきました。

これらはどれも幼稚園を経営していく上で
私たちが必要だと考えるプロダクトアウト型の提案ではなく、
現場で起こっている課題を解決するうえで
求められる解への提案を探った結果として
生まれたサービスがコンサルティング商品となって
提供させていただくに至ったもの
です。

つまり、相手が求めるもの(期待)へ寄り添うことから
生まれたサービスということになります。

期待を寄せてもらい、
それに応える、ということを繰り返すことで、
私たちは「必要とされている実感」を持てるようになりました。

私たちはまだ発展途上で、成長過程にいますが、
GCLIP GCLIP Adのメンバーが懸命に働くエネルギーの根底には
「必要とされている実感」があり、
これを働く目的に置き換えている者がほとんどです。

そんな環境を与えてくださるお客様への感謝を忘れずに、
時代の流れに適合しながら発展できる組織でありたいと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、
今からおよそ100年前、1920年の日本人の平均寿命は、
男性が42.06歳、女性が43.2歳だったそうです。
現在は、男性が80.75歳、女性が86.99歳なので、
平均寿命はおよそ2倍に伸びたことになります。

100年前では当たり前だった成人=自立した人 を
GCLIPでは働く上でのテーマに掲げていますが、
この100年の間(平均寿命の伸長に伴い)に、
それだけ「自立」が難しい社会になったとも言えます。

親が20歳で生んだ子供が20歳になったら、
親が他界するわけですから、自立する必然性がありました。
現在では、30歳で産んだ子供が20歳になっても、
親はまだ元気で働き盛りですから、
自立していなくても養ってもらえる環境にあります。

これが、いわゆる7040、8050問題と呼ばれる
社会課題の原因と指摘する論文もあります。

コンビニ化が著しく進む社会とは、
「自立」を生きるための必然性として考えるのが
難しい社会
とも言えそうです。

そんな背景もあってGCLIPでは、
働く上でのテーマとして「自立」を掲げているのですが、
自立していくうえで重要な因子として、
「必要とされている実感」
大きなウェイトを占めていると感じています。

ただ、誰もが働いたら“誰かに必要とされる”わけではなく、
”必要とされるための努力”は
“社会人として乗り越えなければいけない壁”
として、当人の目の前に度々現れます。

代表という立場にある私の目の前にも
未だ乗り越えるべき壁が度々姿を現します。

でも、大丈夫だと思えます。
これまで壁を乗り越えてきた経験が、
私の背中を後押ししてくれます。

もちろん私だけではありません。
GCLIPのメンバーは壁の乗り越え方を経験しているので、
おおよその見当をつけることができ、
結果として今目の前にある壁も、
次に現れるであろう壁に対しても
前向きに向き合うことができるようになっています。

(すみません!ここまで読み返すとやや自社に陶酔た文章になってます…
 決してそういう意味ではありませんので、お許しください!)

自分たちの経験をもとに現時点での結論を出すと、
自立するタイミングで自立するための経験をすることは、
私たちが仕事の目的を達成し続けるために
とても重要だということなのです。

ワーク・ライフ・バランスの重要性が問われ
国を挙げて働き方改革が推し進められる昨今ですが、
目的が不透明化してしまっているな感じは否めません。

(1)労働力不足 (2)出生数の低下 (3)労働生産性の向上

この3つを掲げ働き方改革はスタートしたはずですが、
どうも(1),(2)へと焦点が偏っているように感じます。
もちろん(1),(2)を実現しワーク・ライフ・バランスが保たれ、
誰もが“幸福感”をもって働く社会は、とても理想的な社会だとも思います。
ただそれは(3)労働生産性の向上
(これまで通り、またはこれまで以上の短時間で成果を上げる)
という前提があってはじめて実現する社会であるはずです。

ワーク・ライフ・バランスを実現し、
誰もが”幸福感”をもって働く理想的な社会を実現するためには、
その社会は自立した人間で埋め尽くされることが前提であるはずす。
また、仮にそうして理想的な社会が実現しても、
新たな課題は生まれ、さらなる理想が掲げられることになるのは、
これまでの歴史をみるとほぼ確実な未来といえそうです。

その時にはまた新たに訪れた課題をクリアするための
「気力」「体力」「能力」が必要になるのです。

この3つの力を持つのは誰かではなく、
ほかならぬ自分であると考えれば、
やはり「自立」とは20歳の成人とともに
実現に向けて取り組むべき人生の大きなテーマでしょう。

ちなみにGCLIPでは自立とは、
「明日すべての仕事がなくなっても、
 明後日から不安なく過ごせる環境を自ら創りだす力を持った状態」
と、定義しています。

これは自分の力で生きていくということだけにとどまらず、
必要に応じて他の人から支援を受けられる
(=応援される)力を持つことでもあります。

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このあたりを事例を踏まえて、
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