4月1日となりました。
新しい年度のスタートの日、そして
新入職員の皆様にとって新社会人としてのスタートの日、
誠におめでとうございます。
GCLIPもフレッシュなメンバーを迎え入れ、
新しい年度のスタートを切っています。
GCLIPでは3月27日に新人の先生方向けのセミナーを開催し
本セミナーについては新たな取り組みとして
3月12日のマネジメント層向けの講座である「
セットで開催させていただきました。
本セミナーをマネジメント層の皆様向けと
新人の先生方向けの二部構成で開催した目的等については
3月18日のメルマガをご確認いただければと思いますが、
本メルマガでは3月27日に開催した講座について、
これから社会人として、そして幼稚園教諭として
スタートをする皆様に、お伝えした内容の一部を
ご紹介させていただきます。
・当たり前を徹底し、「信用」から「信頼」へ
本セミナーではGCLIPの若手コンサルタントである
田中が一つの講座を担当し、
「信用」「信頼」についてお伝えしました。
「信用」とは現在や過去に積み重ねた実績であり、
「信頼」とはその信用の積み重ねから生まれる未来への期待のこと
だからこそ信用を貯蓄することは重要であり、
信用を貯蓄することで信頼が生まれることになります。
では信用を貯蓄していくためにできることは何か、
田中は「当たり前のことを徹底して行う」ことだと伝えています。
具体的には挨拶をすることや感謝を伝えること、
約束を守ることなどを徹底することです。
特に若手は仕事での成果は大きく期待されていません。
経験したことがないことができないことは当たり前です。
だからこそ当たり前のことを徹底し、
信用を貯蓄し、信頼を勝ち取っていただきたいと思います。
・変わることではなく、変わらないことに目を向けよう
本セミナーではGCLIPでインターンを約1年経験し、
来年度から入社する中野も講座の一部を担当しました。
中野からは来年度の新人の皆様とより近い視点から
教育実習や複数企業でのインターンを通して
自分が経験したことをベースに
社会人としてのスタートが楽しみになる
考え方ややり方をお伝えいたしました。
この講座の中で私が最も印象に残った言葉が、
「変わることではなく、変わらないことに目を向けよう」
という言葉です。
仕事を楽しく、モチベーション高く進めていくためには
例えば人間関係などの変わりやすいものではなく、
教育理念や方針、自分の目標などの変わらないもの(変わりづらい
大事にした方が良いということです。
離職の原因が人間関係であるということはよく聞きます。
しかしそれは仕事を進めていく上で
安定しない、変わりやすい人間関係というものに
重きを置いてしまっているためだと言えます。
自分たちが就職する場の理念や方針、
自分がなりたいと思う姿や目標など、
変わらないものに重きを置くことで
まったく違った視点になり、
仕事への向き合い方も大きく変わります。
この内容を受けて、最終講座では、
変わらないものを知ること、理解することの
重要性をお伝えしています。
逆を言えば、マネジメント層として行っていくことは、
自園の変わらないものをどう伝えていくかが
とても重要であるということになります。
ぜひ積極的に新人に関わり、伝えていただければと思います。
・ホウレンソウダネの重要性
第三講座では社会人になる前に知っておくとよい
関係構築術について野中からお伝えいたしました。
関係性の構築にはコミュニケーションが重要ですが、
特に仕事の中では報告、連絡、相談、打診、根回しは重要です。
このホウレンソウダネを行うことができれば、
仕事の始まりから終わりまで、
とても高い精度で仕事ができることに繋がります。
モチベーション理論などを研究する金沢大学の金間大介教授は
最近の若者のことを「いい子症候群」と表現しています。
その特徴や特性についてはぜひ書籍などを
ご覧になっていただければと思いますが、
このいい子症候群の特性の中で、
「悪い報告をギリギリまでしない」という傾向がある
という内容があります。
組織において、悪い報告をギリギリまでしない
ということは大きなリスクを招くことになります。
本セミナーでは、
「いい子症候群」の具体的な特徴や特性についてもお伝えし、
自分たちの傾向を学ぶ場を設けています。
逆を言えば、マネジメント層として行うことは、
「報告を待たず、確認をする」ということです。
もちろん新人の先生方には報告を徹底するようにお伝えしています
近年の若者の特徴や特性を考えると、
マネジメント層の皆様におかれましても、
積極的にかかわり、確認をしていくことをお勧めいたします。
・フィードバックはギフト
Google社の社内での共通認識として
「フィードバックはギフト」という言葉があります。
本セミナーでは、まず新人の先生方には
フィードバックをしづらい世の中になっていること、
そしてフィードバックを受けるためには
先輩先生方との関係性を構築していく必要がある
ということをお伝えしています。
近年ではパワハラなどの言葉があり、
マネジメント層から新人や若手に指導をしたり、
フィードバックをするということが難しい時代になりました。
しかし、前述の「いい子症候群」である若者に対しては
フィードバックはとても重要な要素で、
行っていく必要性の高いものです。
本セミナーを二部構成にし、目指したものとして、
マネジメント層の皆様にも、新人の先生方にも
立場が異なりますが、共通して重要である実践をお伝えし、
その実践がよりよい循環を生むことを目指しています。
マネジメント層にはフィードバックの重要性、
また、
相互に歩み寄り、フィードバックを活かした良い循環を生むことに
繋がることが理想であると考えています。
そういった意味ではマネジメント層の皆様も、
新人の先生方もフィードバックはギフトである
という認識を持つことで、
より良い関係性、より良く成長していく職場環境が
実現されていくのではないでしょうか。
本セミナーを通してお伝えしたポイントを
4つに絞ってお届けいたしましたが、
このほかにも給与明細のことや、SNSとの付き合い方、
組織とは何か、評価の考え方など、
社会人として必要な知識やスキルを
70ページを超える大ボリュームにて
お伝えさせていただいています。
本セミナーについては、
園内の研修として開催させていただくことも可能です。
ご希望の皆様はぜひGCLIPまでお問い合わせください。
新しい年度が素晴らしいものとなりますこと、
また、新入職員の皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。